「つまり」制する!英語で「つまり」を使いこなすための5個の表現方法

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“つまり”は私たちが話す時によく使う言葉です。これは、自分の考えを相手にわかりやすく伝えるための道具の一つです。そして、英語にも同じように、ある考えや意見をまとめて伝えるための表現があります。そんな”つまり”という表現を英語でどう表現するのかご紹介します。

目次

「つまり」の役割

私たちが日本語で「つまり」を使うとき、それは何を意味するでしょうか。一般的に、私たちがこの表現を使う時は、複雑な事柄や長々とした説明を、よりシンプルで短くまとめるためです。あるいは、ある考えを強調したり、その要点を際立たせたりする際にも「つまり」は使われます。

たとえば、友達が新しいレストランについて詳しく説明しているとしましょう。彼はそのレストランの場所や、そこで出される料理、店内の雰囲気などについてたくさん話します。しかし、あなたがその全てを一度に理解するのは難しいかもしれません。そこで彼が「つまり、このレストランは美味しい料理を提供していて、居心地の良い雰囲気があるんだ」と言ったら、その要点がすぐに理解できるでしょう。

同じように、英語でも「つまり」に相当する表現は、複雑な思考や説明を簡素化する目的で使われます。長い説明を短くまとめたり、ある考えの要点を強調したりするのに便利な表現です。

基本フレーズ「In other words」

英語で「つまり」と同じ意味を持つ表現として「In other words」があります。直訳すると「In other words」は「他の言葉で」という意味になりますが、これが「つまり」と同じ意味になります。

英語のコミュニケーションでは、特定のポイントや考えを強調するため、それを異なる言い回しや表現で再度説明することがよく行われます。「In other words」は、まさにその時に用いられるフレーズです。言い換えれば、初めに伝えた情報や意味を「別の言葉」で再度説明する、つまり「再表現」する際の導入フレーズとして使用されます。

tomo

“Did you know that Tom got promoted to the head of the department?”
「トムが部署の責任者に昇進したこと知ってる?」

friend

“Really? I knew he was doing well, but not that well.”
「本当に?彼が頑張っているのは知ってるけど、そこまでとは。」

tomo

“Yes. He’s been contributing a lot to the company lately.”
「最近、会社にかなり貢献しているんだ。」

friend

“In other words, he’s become indispensable to the company?”
「つまり、彼は会社にとって欠かせない存在になったってこと?」

tomo

“Exactly. They really rely on him now.”
「まさにその通り。今は本当に彼に頼りきってるんだよ。」

「つまり」を表現する多様なフレーズ

「In other words」は「つまり」と同じ意味を持つ英語のフレーズの一つですが、英語にはこの他にも同様の意味を持つ表現がたくさんあります。

「That is to say」

「That is to say」は英語の表現の一つで、「つまり」という意味合いを持ちます。これは、前に述べたことを再確認する、またはさらに詳しく説明する際に使用されるフレーズです。日本語の「つまり」や「言い換えれば」と同じニュアンスです。特に、正式な文脈や書面での使用が一般的です。

例文1:

「He’s been with the company for over 20 years, that is to say, he’s one of the longest-serving members here.」

「彼は会社に20年以上在籍しています。つまり、ここでの最も長く働いているメンバーの一人です。」

例文2:

「The project deadline is on the 10th of next month, that is to say, we have less than three weeks to complete it.」

「プロジェクトの締め切りは来月の10日です。言い換えれば、それを完了させるために3週間未満しかありません。」

例文3:

「Our new policy focuses on sustainability, that is to say, we’re prioritizing long-term environmental and social benefits.」

「私たちの新しいポリシーは持続可能性に焦点を当てています。つまり、長期的な環境的および社会的な利益を優先しています。」

「Namely」

「Namely」は英語の表現の一つで、具体的な例や詳細を示すときに使われる言葉です。「すなわち」や「というのは」のような意味合いで使われます。主に、先に述べた情報を具体化したり、特定の詳細や例を提供したりする際に使用されます。

例文1:

「There are three primary colors, namely red, blue, and yellow.」

「3つの原色があります。すなわち、赤、青、黄色です。」

例文2:

「I prefer cities with rich history, namely places like Kyoto, Rome, and Cairo.」

「私は歴史的な背景が豊かな都市が好きです。具体的には、京都やローマ、カイロのような場所です。」

例文3:

「She has expertise in several languages, namely English, French, and Spanish.」

「彼女はいくつかの言語を得意としています。具体的には、英語、フランス語、スペイン語です。」

「Put simply」

「Put simply」は英語の表現の一つで、情報や考えを簡潔かつ明瞭に伝える際に使用されます。このフレーズは、複雑な内容や詳細を省略し、要点だけをシンプルに伝えたいときに特に役立ちます。日本語の「簡単に言うと」や「要するに」といったニュアンスで使われます。

例文1:

「The new software optimizes the computer’s performance. Put simply, it makes your computer run faster.」

「新しいソフトウェアはコンピュータのパフォーマンスを最適化します。簡単に言うと、コンピュータがより速く動作するようになるということです。」

例文2:

「Our company’s primary goal is to enhance user experience. Put simply, we want our customers to be happy with our products.」

「私たちの会社の主な目標はユーザー体験を向上させることです。簡単に言うと、私たちはお客様に私たちの製品に満足してもらいたいのです。」

例文3:

「The novel deals with themes of love, loss, and redemption. Put simply, it’s about finding hope in difficult times.」

「その小説は愛、喪失、そして救済のテーマを扱っています。簡単に言うと、困難な時期に希望を見つけることについての物語です。」

「To put it another way」

「To put it another way」は、既に述べたことや情報を異なる表現や視点で再度説明する際に使用する英語のフレーズです。日本語での「別の言い方をすると」や「言い換えると」という意味合いに近いです。これは、特定のポイントや考えをさらに明確にする、または相手により理解しやすくするために使われます。

例文1:

「He is always the last one to leave the office. To put it another way, he works longer than everyone else.」

「彼はいつもオフィスを去るのが一番遅い。言い換えると、彼は他の誰よりも長時間働いているということです。」

例文2:

「The new policy wasn’t effective. To put it another way, it didn’t produce the results we expected.」

「新しい方針は効果的ではありませんでした。別の言い方をすると、私たちが期待していた結果をもたらさなかったのです。」

例文3:

「The film was a visual masterpiece. To put it another way, the cinematography and visuals were exceptional.」

「その映画は視覚的に素晴らしかった。言い換えると、映像や撮影技術が非常に優れていたのです。」

「That is to say」および「To put it another way」はどちらも英語で同じ情報を言い換えるため、またはさらに詳しく説明するために使用されるフレーズです。しかし、それらの表現はニュアンスや使用場面に若干の違いがあります。

「That is to say」は主に情報の補足や具体化のために使用され、一方「To put it another way」は情報の再解釈や異なる視点からのアプローチを強調するために使用されます。

シチュエーション別の「つまり」使用例

「つまり」の使い方はシチュエーションによって変わることがあります。日本語でも同様に、友達とのカジュアルな会話と、ビジネスの会議などの公式な場では言葉遣いが変わるのと同じですね。

友達とのカジュアルな会話では、「つまり」を表すフレーズとして「So basically」や「That means」を使うと自然です。「That means」のような表現は日常のカジュアルな会話で頻繁に使われます。そのため、自然で流暢な英語を話す際にこれらのフレーズを知っていると、会話がスムーズに進みやすくなります。

「So basically」は、主要なポイントや要約を提示する前に使われることが多い表現です。これにより、話をシンプルにまとめたり、核心を伝えることができます。

I watched that movie you recommended. So basically, it was fun but the ending was kind of weird.

「おすすめしてくれた映画見たよ。基本的には面白かったんだけど、エンディングがちょっと変だったな。」

「That means」は、原因と結果やある事実に基づいた結論を示す場面で役立ちます。

The museum is closed on Mondays. That means we’ll have to visit on Tuesday instead.

博物館は月曜日は閉まっています。つまり、火曜日に訪問する必要があります。

ビジネスミーティングやフォーマルな状況では、「In summary」や「To sum up」が適切なフレーズになります。これらの表現は情報をまとめ、主要なポイントを簡単に伝えるときによく使われます。

「In summary」は、長い説明や議論を終えて、主要なポイントや結論を簡潔にまとめる際に使用します。

We’ve discussed the pros and cons of the project, the potential risks, and the expected outcomes. In summary, it’s a high-reward but high-risk venture.”

「このプロジェクトの長所と短所、潜在的なリスク、そして予想される結果について話し合いました。要約すると、これは高いリターンを期待できるがリスクも高い事業です。」

「To sum up」は、話の終わりに、これまでの議論や説明の主要なポイントを簡潔にまとめる際に使用されます。

We’ve explored multiple strategies for boosting our sales this quarter. To sum up, we need to focus on online advertising and improve customer support.”

「今四半期の売上を向上させるための複数の戦略を探求しました。まとめると、オンライン広告に焦点を当て、カスタマーサポートを改善する必要があります。」

「つまり」を使った例文

1.彼は無口で、つまりあまり話さないタイプだ。

He is a quiet person, in other words, he doesn’t talk much.

2.彼女はフリーランスだ。つまり、自由な働き方をしている。

She is a freelancer, which means she has a flexible work style.

3.その店は24時間営業している。つまり、いつでも利用できる。

The store is open 24 hours, so in other words, we can visit anytime.

4.このコンピューターは軽量だ。つまり、持ち運びが楽だ。

This computer is lightweight, meaning it’s easy to carry around.

5.彼はバイリンガルである。つまり、2つの言語を話すことができる。

He is bilingual, in other words, he can speak two languages.

6.このアプリは使いやすい。つまり、誰でも簡単に操作できる。

The app is user-friendly, which means anyone can easily use it.

7.彼女は環境に関心が高い。つまり、エコフレンドリーな取り組みを支持している。

She is environmentally conscious, in other words, she supports eco-friendly initiatives.

8.このレストランは予約が必要だ。つまり、事前に席を確保しなければならない。

Reservations are required at this restaurant, meaning we need to secure seats in advance.

9.今日は休日だ。つまり、仕事や学校はお休みだ。

Today is a holiday, so in other words, work and school are off.

10.彼はプロの写真家だ。つまり、写真撮影の技術が高い。

He is a professional photographer, which means he has advanced skills in taking photos.

会話例文1

I heard you got a promotion at work. Congratulations!
(仕事で昇進したって聞いたよ。おめでとう!)

Thank you! It means more responsibilities, but also a higher salary.
(ありがとう!もっと責任が増えるけど、給料も上がるんだ。)

In other words, your hard work has finally paid off.
(つまり、あなたの努力がついに報われたってことだね。)

会話例文2

I managed to finish the marathon under four hours.
(マラソンを4時間以内に完走できたんだ。)

That’s impressive! You must have trained a lot.
(すごいね!たくさん練習したんだろうね。)

In other words, my hard work has finally paid off. (つまり、私の努力がついに報われたってことだね。)

会話例文3

Our team won the competition last night!
(昨晩、チームが競技で勝ったんだ!)

That’s fantastic! You all must be really happy.
(素晴らしいね!みんなすごく嬉しいだろうね。)

In other words, our teamwork and practice made the difference. (つまり、チームワークと練習が勝利を手にしたんだね。)

発音のポイント

英語を学ぶ際、発音は非常に重要な要素の一つです。特に、慣用句やフレーズは日常会話でよく使われるため、その発音をしっかりとマスターすることで、より自然な英語を話すことができるようになります。

  1. In other words
    • 「In」は「イン」と短く発音。
    • 「other」の「th」は舌を歯の間に挟んで「ザ」と柔らかく発音。
    • 「words」の最後の「ds」は「ズ」と発音。
  2. That is to say
    • 「That」の「th」は前述と同じく舌を歯の間に挟む。
    • 「is」は「イズ」と発音、強調しない限りは軽く。
    • 「to say」の「to」は「トゥ」と軽く発音。
  3. Namely
    • 「Nam」は「ネイム」と明確に。
    • 「ely」は「リー」と滑らかに続けて発音。
  4. Put simply
    • 「Put」は「パット」と短く。
    • 「simply」の「sim」は「シム」と明確に、そして「ply」は「プリー」と続けて。
  5. To put it another way
    • 「To put it」は「トゥ パット イット」と流れるように。
    • 「another」の「no」部分を強調し、「ナザー」と発音。
    • 「way」は「ウェイ」とはっきり。

発音や表現の練習には、自分の声を録音して聴くことがオススメです。これで発音の課題が見えてきます。さらに、映画やドラマで使われる言い回しを真似ることで、正しい発音と表現の使い方を身につけることができます。

tomo

彼に発音してみてもらったよ♪彼はイギリス英語を使うネイティブスピーカーです。アメリカ英語とはまた違った発音を聞いてみてね。

まとめと学習のポイント

英語で「つまり」と伝えるとき、たくさんの表現方法があります。これらの表現方法を覚えることで、あなたの意見や考えを相手に明確に伝えることができるようになります。

「つまり」を使う時は、必ずそれが必要な状況かどうかを考えることです。何でもかんでも「つまり」でまとめてしまうと、話の流れが自然でなくなるかもしれません。自分の言葉を選び、相手が理解しやすいように配慮することが大切です。

英語で「つまり」を使いこなすためには、まずは覚えたフレーズを日常生活で使ってみましょう。新しい表現を使うのは最初は少し怖いかもしれませんが、実際に使ってみることで自然に使えるようになります。

そして、毎日少しずつでもいいので英語に触れることです。1日5分でもいいので、毎日英語を使って会話してみてください。それが、英語上達の近道になります。

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